菓子製造業 営業許可取得まで ①構想

※この記事は2017年12月に別のブログに掲載していた内容を加筆・修正しています。

私が焼き菓子作りのアトリエ(菓子製造所)を作るに至るまでの開業記。

 

こんな方向けに書いています

これは大規模な製造所や、本格的な飲食店を作りたい方にはあまり参考にならないと思います。

①個人または少人数で(私は完全に一人でやっています。個人事業主です)
②低コストで(2年前に会社を辞めてから試行錯誤しておりまして、貯金も「引越しはできるかな」くらいの余裕しかありませんでした)
③専用の菓子製造所がほしい

という方がいらっしゃれば、参考になると思いますのでぜひ見ていってくださいね。

 

なぜ菓子製造許可を取得したか?

 

元々はバーで焼き菓子製造をしていました

私は元々、新宿カールモールというところでお菓子を作っていました。

元々飲食店として営業されているお店だったので、飲食店の営業許可に追加する形で2016年5月に菓子製造業の許可を取得していただきました。

元々私がお店のお手伝いをしていた縁があってこのようにさせていただいたのですが、こんなに恵まれた環境はなかなかないと思います。カールモールのマダムとマスターに本当にはよくしていただきました。

そこから一年後の2017年3月に、私は「夢見菓子」というブランドを立ち上げました。

ロゴも作って

「深夜の焼き菓子」シリーズも作りました。

そしていろいろなイベントへの出店も増え始め、段々と忙しくなってくると自分の予定とお店の予定が合わない、毎日自宅からカールモールに通うことが難しい…などの問題が出てきて、「やっぱり自分の場所がほしい」と思うようになってきました。

 

やっぱり自分の場所が欲しい!焼き菓子屋?バー?

最初はやはり、お店をやる方向で考え始めました。

でも私はお菓子作家の割に明るい場所があまり得意ではなく(お菓子が持つポップでかわいらしいイメージが先行しすぎてて「お菓子作ってます」と言いづらいことが今もある)、なのでどちらかというとお菓子屋さんよりもバーのようなイメージで考えていました。

お菓子を出す場所、だけどバー…2017年春くらいからは割と店のイメージを膨らませたりもしていました。

このとき考えていた物件の条件としては

・一人でやるお店なのでキッチンさえあれば店は狭くて良い
・場所はできるだけ都心に近いほうがいい
・家賃10万円以内

といった感じ。

現実的に考えていくと、やはり一番のネックは初期費用、場所を借りるお金でした。営業用のお店を借りるためには、家賃の10倍の初期費用が必要と言われています。
普通の賃貸の敷金に当たる「保証金」というものが、家賃の6~10か月かかるのが通常だからです。

結構悩みました。

やると決めるならお金のことはどうにかするしかないなあと思ったのですが、具体的に考えるにつれて迷いが生じてきました。

私は毎日お店に立ちたいのか?お菓子を作る場所さえあればいいのではないか?

夜にお店をやるということは、例えばライブ活動などに制限が出てきます。それでいいのか?
ライター、イベンターとしてももっとやりたいことがあるのではないのか。

とか。

お金も時間もかかることなので、本当に自分のやりたいことと違っていたら大変です。

都心から離れた場所でお店をやるとか、ほかのお店の空いている時間を借りてはどうかとか、周りからもいろんなお話もいただいて、様々な可能性を検討しました。
なんて煮え切らなんだ!と思いながらも、もやもや考え続ける日々が続きました。

 

自分の製造室を持つと言う考え方

時は流れて、夏が終わろうとする頃(この時点で店を借りようと思ってから半年くらい経ってしまった)ちょうど住んでいた家の更新の時期が迫ってきました。

その時、急にふといつか読んだブログ記事を思い出しました。マンションの一室を改造し、製造室にしてお菓子を作っている方のブログです。

読んだときは「そういうのもあるんだな」と思って、なんとなく頭の片隅に置いていたのですが、急に蘇ってきたのです。

そこに書いてあったことは、

マンションの一室を改造するためには、大家さんの許可が不可欠です。
そして保健所の許可を通すためには、間取りなどの条件があります。
これらを満たす部屋を見つけるのはなかなか容易ではありません。

と言うこと。

ただでさえ難しいものを「自宅から通える場所で」と場所の限定までしてしまうと、製造室作りはさらに困難になります。
人によっては3年以上物件を探してやっと見つけたと言う方もいらっしゃいました。

でも。

今の引っ越すタイミングなら
「アトリエを作って、そこから通いやすい場所に自宅も引っ越す」ことができる。

こう考えた時、現状で自分にできる最善の策はこれかな、と思いました。

お店をやるのではなく、まずは自分の商品や作品をじっくり作れる場所を作る。


時間に迫られたことでやっと決意できたのですが、このときすでに家の更新まで2か月。アトリエになる場所を探し、更に自宅の引越しまで2か月後までに完了しなければならない…。

かなりぎりぎりでした。

更新までに決まらない可能性もある中、不安でしたがとりあえず動き始めることにしました。

菓子製造業 営業許可取得まで ②条件

Follow 山本 蓮理:

「夢見菓子」オーナー/2級フードアナリスト。 自身の生活改善から糖質制限を知り、実践。 夜に食べても太らない、低糖質&グルテンフリーの焼き菓子を研究することを決意する。 アルコール入り大人の焼き菓子ブランド「夢見菓子」にて販売中。

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