<食歴12・最終章>夢見菓子の変革 -低糖質スイーツの道へ-

私の食生活に劇的な変化が起き、少しずつ一日の食事について「自分なりのバランス」ができてきました。

しかし、そもそもの悩みの原因となった「お菓子屋のお菓子の食べすぎ」は解決していません。
それを解決すべく、あの日、本屋から帰ってすぐに低糖質のスイーツを研究を始めました。

糖質制限で得られた、心と体がすっと軽くなる実感。
あれがスイーツを食べながらでも続いたら?

ドキドキ感が体中から湧き上がってきて、居ても立っても居られませんでした。

 

一般的なスイーツに含まれる糖質

一般的なスイーツの4大原材料

スイーツの主な原材料は

・バター
・砂糖
・卵
・小麦粉

です。

このうち、バターは糖質がほぼありません。
菜種油やオリーブオイルなど、油脂は基本的に糖質がないのです。

そして、卵。
1個あたりの糖質は0.2g程度です。これもほぼないと言って良いでしょう。

問題は「砂糖」と「小麦粉」です。

砂糖はイコール糖質。100g使えば100gの糖質をとっていると考えて差し支えありません。

小麦粉は100g中73gほどが糖質。
体にいいと言われる全粒粉でも100g中57gは糖質です。

 

パウンドケーキに含まれる糖質量を計算してみる

ということで、もっともシンプルなパウンドケーキの糖質量を計算してみることにしましょう。

パウンドケーキは全部の材料が同量(本当は1ポンド)であることが特徴の焼き菓子。

今回はわかりやすく全部100g使ったと想定しましょう。

・バター 100g=糖質 0g
・砂糖 100g=糖質100g
・卵 100g(2個分)=糖質0.4g
・小麦粉 100g=糖質74g

糖質の合計は 174.4g です。

この分量でできるパウンドケーキはよく百均なんかに売っている17cmのパウンドケーキ型で8分目くらいです。

1/8サイズにカットしたとすると1カットあたりの糖質は21.8g

市販のサイズだと25〜30gくらいにはなるのではないでしょうか。

白米を茶碗1杯で55gくらいの糖質なので、その半分の糖質が摂れてしまいますね。

その上よくパウンドケーキに入っているドライフルーツも糖質の塊だったりします。
ちょっと出来心で足したりすると気付くと30gオーバーなんてこともありそうです。

 

低糖質スイーツとは

糖質を抑える方法

低糖質スイーツ作りは、糖質の高い食材を低糖質な食材に置き換えることが基本になります。

砂糖を糖質ゼロの甘味料に置き換え、小麦粉は大豆粉やきな粉、おからやアーモンドパウダーなどに置き換えます。

こうすることによって、先ほどのパウンドケーキだと

・バター 100g=糖質 0g
・糖質ゼロ甘味料 100g=糖質0g
・卵 100g(2個分)=糖質0.4g
・大豆粉 100g=糖質15g

糖質の合計は 15.4gになります。

※実際は、大豆粉100%だとあまり美味しくないので小麦粉の半量を大豆粉にするなどして調整します。
その場合でも糖質は35g程度になります。

ワンホール174.4gの糖質が実に1/5以下になるのです。

 

進化する低糖質食材

昔、マクロビやビーガンスイーツに興味を持ったときにおからのスイーツ何度か作ったことがありました。
でもやっぱりおからの味や食感って独特。
主張が激しくて、ぼそぼそしていて、「まあこんなもんだなあ」という感じで作らなくなってしまいました。

糖質ゼロの甘味料も、アステルパームしか知らなかったので、「人工甘味料は体に悪い」と目を向けていませんでした。

でも、今回低糖質スイーツで使えそうな材料をいろいろ調べていたら、あの頃は知らなかった食材が本当にたくさんあることがわかりました。

糖質ゼロの甘味料も、植物性のものが多くなっていることを知りました。

時代の需要に合わせて、メーカーさんがたくさん開発してくださったのでしょうね。

「これだけの素材があれば、可能性は無限大だな」と思いました。

 

夢見菓子と低糖質

低糖質スイーツに可能性を見出したことで、お菓子作りに対して思いつめていた心が氷解しました。

今の私なら、従来とは違うお菓子屋さんを目指すことができます。

 

夢見菓子のコンセプトは低糖質でも活かせる

これまでお酒を使った「深夜の焼き菓子」を中心に製造してきた夢見菓子。

低糖質というと、いかにも健康志向な雰囲気になりそうですよね?

でも、それは違います。

「夢見菓子」のコンセプトはそのまま低糖質でも活かせるのです。

まず、蒸留酒は糖質ゼロです。
なのでラムやウイスキー、ブランデーなどお菓子と縁の深いお酒は使っても大丈夫。
深夜のイメージを保った低糖質スイーツを作るのは難しいことではないのです。

それどころか、糖質を従来からぐっと減らすことで深夜に食べても太らないスイーツというコンセプトをプラスすることまでできてしまいました。

これって究極の大人の夢ですよね?
健康や体型に気を使いたいけど、美味しいものを食べたい。
私はこの「夢」に気づくために「夢見菓子」と名付けたのかな?と思うくらい、ぴったりなコンセプトだと思います。

もちろん、従来通り低糖質になっても安心な材料を選ぶことは忘れません。

 

低糖質という選択肢がこれまでのお菓子も肯定してくれた

これまでの「深夜の焼き菓子」はどうするの?低糖質しか作らなくなるの?
という疑問が浮かぶかもしれません。

今のところは、これまでの商品は引き続き製造する予定です。

低糖質という選択肢に気付いたお陰で、逆に今まで自分が作ってきたお菓子の良さにも気づくことができました

やっぱり今までのお菓子にはその素材を生かしたおいしさがあるし、
ご褒美やギフトとして甘いものをおいしく食べることは素晴らしいことに変わりはないのです

 

食べたくても食べられなかった方へ届けたい

低糖質スイーツの試作を始めてから、周りの食に悩む人のことをたくさん思い出しました。
これまでは「食べられない人は仕方ない」と思って無視していた部分が、急に輝くように浮かび上がってきたのです。

血糖値を上げられないからお菓子を食べれなくてごめんね、と言ってくれたライターの藤原さん。

小麦粉が体調不良の原因になる、カメラマンのユバさん。

彼女たちに食べてもらえるものが作れる!と思うと、とても嬉しくて。

私は太りたくない、生活を改善したい、という自分の欲望丸出しの理由でここにたどり着きましたが、
世の中には食べたくても食べられない人もたくさんいる。

そういった人にも、正しい知識で美味しいものを作れたらいいなと思うのです。

 

夜の低糖質スイーツ研究家になりたい

フードアナリスト2級、製菓衛生師の試験勉強をする2ヶ月間で、ここまで書いてきたような自分の中の革命がおきました。

自分の生活改善をしていたら、気付いたら夢見菓子のコンセプトごとひっくり返す事態になっていて、自分自身とても驚いています。

でも、本当に今ワクワクしています。

20代まで食の世界とは無縁で過ごし、急に焼き菓子屋・フードアナリストの世界に飛び込んだ私は、いつもどこかで「自分の使命」を探していました。

お菓子屋さんとしていても、フードアナリストと呼ばれても、ふわふわとしたつかめない輪郭をずっとなぞっているような気分だったのです。

でも、なんだかやっとスタート地点に立てたような気がしています。

私は食の悩みのある人にも喜んでもらえる低糖質スイーツを作りたい。
そして食や体の情報を、自分の実体験を持って伝えられるメディアになりたい。

きっとできると信じています。

2ヶ月間、勉強と研究でほとんど仕事をしていなくて、今家計は火の車!
だけどなんかとっても楽しい。

全力でやりきるつもりです。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

<食歴11>実践・糖質制限!実際の食事内容と現れた成果

糖質制限と、低糖質スイーツの存在で一気に目の前がバラ色になった私。

早速翌日から実践開始です。

 

糖質制限と私は相性がよかった

糖質制限食を試すことは、私にとって全く苦ではありませんでした。

理由としては

・元々あまり白飯が得意ではない
・魚好き
・肉も好き
・お酒も焼酎など蒸留酒好き

などなど。

白飯が得意ではない

これは本当に偶然としか言いようがないのですが、昔からあまり得意じゃなかったのです。
白米だけで食べるのが特に苦手で、玄米の方が味があっていいと思っていました。

丼ものとかカレーとか味がついていると食べれるのですが、それでもそんなにたくさん食べたいと思ったことがありません。

なんとなくいつも「バランス」だなと思ってご飯も食べるようにしていたのですが、糖質制限で「食べなくていい」と思ったらものすごく嬉しかったです。

でも私みたいなタイプは珍しいのでしょうか。
毎食白米がっつり食べたい!という人には、糖質制限は辛いかもしれません。

 

肉・魚好き

好きなんです。
でも、食べないようにしていました。

特にお肉です。
魚は体にいいと思っていたので時々食べていたけど、肉は「カロリー高い」「脂」というイメージで滅多に食べることはありませんでした。

本当は好きなのに、無意識にずっと制限していたようです。
なので、食べていい、解禁!となってとても嬉しかった。

 

お酒も焼酎など蒸留酒好き

甘いお酒が苦手で、家で飲むときは元々焼酎ばかりでした。
ライブハウスでもジンリッキー頼みがち(ジンのソーダ割りね)。

居酒屋でもビールも基本は最初の一杯しか飲まないで、2杯目からはウーロンハイとか焼酎系に切り替えます。

なので、蒸留酒は糖質0 と聞いたときはいよいよ「運命かな」と思いました。

 

どのくらい糖質制限したか?

一般的な日本人の糖質摂取量は一日300g。
これをどこまで制限するか?ということですが、糖質制限・ロカボには本当にたくさんの説があります。

一日の糖質を20g以下に抑えるというスーパー糖質制限から、
一日の糖質130g以下のロカボ基準 まで開きは大きいです。

※ご飯1杯(白米150g)の糖質が55g。おかずにも糖質が含まれることを考えると、一番ゆるい130g以下に抑えるとしても一食あたりのご飯は半膳くらいが目安になります。

私はカロリー制限の時の「制限しすぎストレス」の恐怖が蘇ったので、あまり厳しく考えるのはやめよう、と思い、最初は一応「100g以内」を掲げました。

しかし。

私はそもそもお菓子の試作で糖質を摂りすぎているという認識はあったので、普段から主食をあまり食べない生活をしていたんです。(それだけお菓子で糖質を爆上げしていたということです)

なので、お菓子さえ食べなければ自然と一日の糖質は50g以内になりました

 

こんな食生活になりました

肉・魚食べられる!と思うと急に華やかになる食卓。
作り置きするのも楽しくなってきました。

主食があまりなく、その分を他の食べ物で補うので作っても作っても食べてしまいます。
「こんなに食べていいなんて!」と毎食思っていました。

食費は増えます!

朝ごはん

昼ごはん

晩ごはん

間食

間食もたくさんしています。

主にアーモンド、くるみなどのナッツ類が多いです。カシューナッツ大好きなんですが、ちょっとだけ糖質が多いです。

あとはチーズ。チーズも大好きで、カマンベールを中心に常備するようになりました。

自分で低糖質スイーツを作り出してからは、もちろんそれも食べています!

 

試してわかったこと

試して3日目くらいには、信じられないくらいたくさんの変化が起きていました。

・満足感が強く、食べてからしばらく全然お腹が空かない
・血糖値が上がらないので眠くならない
・今まで滞っていた体の循環が一気に良くなった→痩せた!?
・肌がガサガサになりかけていたのが落ち着いた
・食べるのが本当に楽しい

 

食べた満足感が強い

野菜を意識しつつ、メインの動物性たんぱく質はカロリー気にせずがっつり食べる。

この食生活はこれまでの人生で初めてでした。

カロリー計算していたときにはあくまで少量にしていた肉や魚。

最初はがっつり食べるのが怖かったりしましたが、食べられるのはやっぱり嬉しい。
そして食べてびっくりしたのが、肉や魚を食べると食事の満足感が桁違いに高くなる。

カロリー計算していた時にはいつまでたっても飢餓状態だったのに、
肉や魚を食べていると「あれ?お腹いっぱいだ」と思う時がちゃんときます。

しかも、最初はお肉たべれる!と喜び勇んでステーキなどを焼いてみたりもしたのですが、意外と脂っこいものはたくさん食べられません。

もしかしたらカロリー計算でがんばって主食と野菜をとっていたときより総合的なカロリーも抑えられているかもしれないと思うことすらありました。

 

眠くならない

血糖値が体にどんな作用をもたらすのかなど考えたこともありませんでしたが、
糖質制限を始めてからは明らかに体が覚醒していました。

糖を摂らないと、食後に眠くなることがないのです。

朝もかなり早く、すっきり目が覚めるようになりました。

早起き大嫌いだったのですが、朝ごはんからいろんなものが食べられるのが嬉しくて早く起きるようになりました。
早く起きると一日の食事の時間が全部早まって、最終的に寝るのも早くなります。

フリーランスなので午後からだらだらと仕事することも多かったのですが、
「朝からやったら一日有効に使える!」みたいな超健全な感覚も身につきました。

 

体の循環がよくなった

これまでは「食べない」ことが大事だと思っていたので、お菓子で食べ過ぎたら主食抜き、肉や魚も控えていました。
自炊するときは野菜ばっかり食べていてお菓子と少しの野菜で生きていました

お菓子ってお腹にたまりませんし、野菜も同様です。

糖質制限をする中で、肉や魚をしっかり食べるようになると目に見えて元気になっていく自分がいました。
体感として、これまで体が求めていた栄養をどんどん吸収している感じがするんです。

結果として体の循環もよくなって、前とは比べものにならないくらいお通じもよくなりました。

無駄な水分が落ちたのか、最初の一週間くらいで2キロ痩せたのには本当に驚きました。
カロリー制限では全然変わらなかったのに!

 

肌が綺麗になった

カロリー制限をしていた数日間で、肌がガサガサになっていたんです。

でもこれも、糖質制限3日目くらいで改善しました。

脂が極端に抜けると肌にも露骨に現れるんですね。

ますます「人は食べたものでできているんだ」と実感させられました。

お菓子と野菜の生活は、栄養不足です。
野菜を食べて栄養が足りていると思っていたのがすべての間違いだったのだと気づきました。

 

食べるのが楽しい

人々の言う「食べるのが楽しい」の意味がやっとわかるようになりました!

楽しいから、毎日のようにスーパーに行って、食材を探すようになりました。
食べたことのないものにも果敢に挑戦してみたり、気になるレシピがあると試さずにはいられない。

食費はものすごくかかります

これまでの倍くらいはかかっていると思います。

でも、自炊も本当に楽しくなったんです。

少ししか食べないための精進料理みたいな自炊じゃなくて、好きなものをたくさん食べるための自炊です。

ストレスがない。
こうやって体って変わっていくんだ。
私にも合う方法あったんだ。

やっと出会えた運命のような感覚。

実践すればするほど、糖質制限は制限などではなく、私の食生活を自由にしてくれました。

<食歴10>奇跡の出会い -糖質制限と低糖質スイーツ-

カロリー制限は続けられない

カロリー計算を始めてから、本当に食に華がないというか、とりあえず体に良さそうなもの、低カロリーなものを探すようになっていました。

自炊を始めて三食食べるようになったことはすごいことなんだけど、正直体に変化はなくて。
むしろ気にしすぎて、生理がかなり遅れてしまったりしました。

これまでの経験から「続けられる方法」を探していた私は、
開始3日目くらいでこれは違うなと気付いてしまいました。

 

私が求めていた食生活

漠然と「生活改善」と言っていましたが、私が求めていた食生活を具体的に表すと

・3食栄養のあるものを食べる
・空腹のストレスがない
・体の循環がよくなる
・できれば痩せる
・お菓子屋と両立できる

といったことだと思います。

贅沢でしょうか?高望みでしょうか?
でもこれまでずっと引っかかってきたことです。

できれば解決したかった。

 

糖質制限との出会い

本当に世の中の人ってどんな食生活してるの?
私に合う方法なんてないのか

と思いながら、ひたすらいろんな人のブログを見たりする日々が続いたのですが、
あるとき「糖質制限」という言葉が目につきました。

言葉だけなら聞いたことがある。
だけどなんとなく危険そうなイメージ。
そのときはちょっと気になったけど放置したのです。

が!

次の日たまたま本屋に試験勉強のテキストを探しに行ったとき、そこで大量の糖質制限の本やレシピを発見したのです。

・肉を食べていい
・カロリー計算しなくていい
・間食OK
・お酒もOK

などなど、なんか信じられない言葉がたくさん並んでいて、その場で立ち尽くしてしまいました。

もしかして、これは続けられるやつかもしれない

読み進めるほどに感じる希望で変な汗をかきました。

 

「低糖質スイーツ」という奇跡

さらに!
「もしかして」と思ってお菓子のレシピコーナーにも行ってみました。

予感は的中。

たった2冊でしたが、「糖質制限スイーツ」「低糖質スイーツ」の本を発見しました。

まだ糖質制限を実行してもいないのに、キラキラした予感で頭がいっぱいになりました。

その2冊をとりあえず買って、そこに書かれている聞きなれない材料も買い込みました。

本当にそんな奇跡が起きるのか?と半信半疑なまま、私の新しい旅が始まろうとしていました。

食歴⑨過ちは繰り返す -レコーディング&カロリー計算-

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生活改善を思い立って最初にやったのは、

・何を食べたか記録すること=レコーディング
・カロリー計算

でした。

王道ですね。

抜いていた朝ごはんも食べるようにして、毎日味噌汁を食べるようにしました。

 

カロリー計算

一日のカロリー上限

一日の記録をしていく上で、まず一日どのくらいカロリーをとるべきか?を考えました。

基準になるのはやはり基礎代謝です。

私の基礎代謝は1,100kcal。
運動をしていない日の一日の消費カロリーは1,500kcalくらいと推定されます。(基礎代謝×1.4)

絶対的に痩せよう!と思っていたわけではありませんが、生活改善に際して欲が出てちょっとだけ一日の消費カロリーを下回るようにしようと思いました。

なので、1,300-1,400kcalを一日のカロリー上限にしました。

 

この頃の食事

この頃の食事例


朝ごはん。ヨーグルトと味噌汁、野菜ジュース。300kcal以内。

昼ごはん。玄米入りご飯にサラダか味噌汁、肉か魚。400~500kal。


夜ご飯。お酒を飲むのでつまみ兼。実際はもっと量食べてる。400~500kcal。

 

ストレスがすごい

このカロリー制限、思ったよりきつかった。

3食に慣れてないから食事の配分がすごく難しい
・栄養バランスを考えるとなおさら難しい
・結局夜に飲んでしまうので、そこに備えて日中の摂取カロリーをセーブしようとする
・食べてはいけないと思うあまりにストレスになる

厳しくやらなきゃ!と思うからカロリーは低くするけど、栄養を取らなきゃ!と思うと動物性たんぱく質なんかはどうしてもカロリーが高くてためらってしまう。

満足していないけど「これだけカロリーとったから」と食事を終える。
→すぐにお腹が空く。

お酒を飲まない日を作らないとな、と思いながら、これも習慣でやめられなかった。

食べようとすると変な汗が出るというか、ストイックにやろうとするとカリカリしちゃって、お腹のあたりがキューっとする。

これまでよりは確実にまともな食生活をしているので、その部分では満足していて、
「慣れたらきっと大丈夫!」と言い聞かせるんだけどなんかしんどかった。

この時期に、外食する予定があったんだけど「絶対いっぱい食べるんだな」と思うともうストレスで。
美味しいけどどこか楽しめていない感じでした。

 

朝ごはんを食べたら運動に変化が

朝ごはんを食べ始めると、コアトレーニングのときにちょっとした変化がありました。

コアトレーニングのときは心拍数を測りながらやるんだけど、この心拍数がこれまでの1.52くらいになった。

私は元々低血圧で脈も遅いから諦めてたけど、これにはテンション上がりました。
心拍数が上がると、消費カロリーがかなり違ってくる。

この時に叩き出した一回の消費カロリーが今まででベストの記録になりました。

 

結論:カロリー制限はストレスとの戦い

今思えば私がこれまでに何度か挫折してきたのも、この手の「食べない」ダイエットでした。

これはもはや生活改善ではなく、短期的にどうにか痩せようとする悪あがき。
お菓子の試作が入ったら簡単にカロリーオーバーしてしまうし。

ストレスなく続けられる方法とは程遠い。

開始三日目くらいで、「これは無理じゃないか?」「結局同じこと繰り返してるような」と気付く結果になりました。

 

食歴⑧5月の決意 -続けられる食生活を見つける-

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勉強のための1ヶ月

フードアナリスト2級の試験は5月後半、製菓衛生師の試験は6月の頭。

そのため、母の日が終わった頃くらいから、勉強するために仕事をセーブすることにしていました。
もちろん、飲み会や新しいことにも極力手を出さない。

会社を辞めてから度々訪れているこのリアルニートタイム、
一日の予定がまっさらなキャンパスです。

相変わらずヨガ、コアトレーニングは続けつつ、ぽつぽつ入る注文に対応する以外は勉強でした。

 

時間があるのは考えもの

体のことは気になる一方です。
体重は毎日測っていましたが、相変わらず納得のいかない状態が続いていました。

人と会う予定が全くないので、一人で考える時間は有り余っています。
勉強するたびに知識も増えていくので、どんどん追い詰められていきます。
時間がありすぎるのも考えものですね。

余談ですが、忙しくて太る人と暇で太る人がいると思いますが、私は暇なときに太る気がします。

 

ついに決意した「生活改善」

毎日毎日じわじわと追い詰められて行った結果、
もうどうしようもなくなって、(やっと)

「これは本当に生活改善するしかない!」

と思い立ったのは5月も半ば。
フードアナリスト2級試験の直前でした。

今までの、お菓子中心で、ほかのものを食べない生活を終わらせなくては。

習慣って本当に怖いもので、私はお菓子屋さんであるからこそ、
「ほかのものを食べて生活改善する」という決断が最後になってしまったのでしょう。

普通は最初に食生活見直しますよね

 

これまでの甘い考えは捨てよう

言い訳すると、今までも何度かちゃんとした食生活にしようと思ったことはあったけど、その度に挫折して、リバウンドしていたのです。

そしてその原因を、
「食生活やカロリーを気にしすぎてストレスがたまる→リバウンドする」
と分析していました。

だから
「ちょっと気をつけていたら生活改善できた」
みたいな気軽なポイントを探すようになっていたんですね。

甘いですね

一時的なダイエットではなく、生活全体を改善して
「続けられる食生活」のスタイルを見つけなければ。

勉強の勢いと余裕のある時間を使って決意は固まりました。

 

食歴⑦葛藤の4月 -私は「夢見菓子」を続けられるのか?-

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必要以上に気にしすぎて、断食を始める前の体重のピークをさらに超えることも出てきた4月。

私は本格的なフードアナリスト2級、製菓衛生師の試験勉強に取り組み始めました。

私はここでまたさらに追い詰められていきます。

 

食に対して無知な自分を思い知る

製菓衛生師の試験範囲はとても広くて、食に関する法律から公衆衛生、食品学、栄養学、製菓技術まで及びます。

私が釘付けになったのは特に食品学、栄養学でした。

そしてフードアナリスト2級に出てくる東洋医学や薬膳。

どの食品が体にどんな作用をもたらすのか。
食と体のつながりがどれだけ深いものなのか

 

どうしようもない話ですが、偏食家としての歴史が長すぎた私は、栄養バランスのことなんて考えたことがありませんでした。
本当に食に携わる人間とは思えないほど私は無知で、無関心でした。

甘いものに特化している自分、というポジションを勝手に築き上げてしまい、
「私はお菓子屋だから、知らなくていい」と思い込んでいたのです。

 

お菓子屋にとって残酷な「栄養学」

なかでも一番打ちのめされたのが、栄養学

当たり前のことですが、栄養素で言うと、お菓子って本当に無駄というか
体に良くないものの集合体なんだなと思いました。

これまで、自分の中でも「お菓子はギフト」「特別な日に食べるもの」と、位置付けてきたつもりでした。

だけど少なくとも私自身にとって、それは日常で、主食と化していて。

それが油と糖の塊であることを知っているつもりで、全く自覚が足りなかったことを思い知らされました。

いくらほかの食品を食べないようにしたところで、体内で栄養素を分解することもできず、ひたすら私の体には醜い脂と糖が蓄積していくのです。

 

私は「夢見菓子」を続けられるのか?

だんだん、お菓子を作ることそのものが憂鬱になってきました。

「夢見菓子」は、明日に夢を見られるような夜を過ごしてほしいというコンセプトがあります。
そのイメージもコンセプトも、大好きな私の作品であり、これまでもたくさんの方に共有していただいたビジョンだったはず。

それなのに、自分で体に良くないと思いながら作っていていいのだろうか

製造の休憩時間や終わったあとに、いかにして切れ端を食べないで済ませるかを考えるようになりました。

だけど、試作になるとそうはいきません。
食べて、判断して、また試行錯誤する。

美味しいものを作るのが私の仕事なのだから、当たり前です。

そして、お菓子は美味しい。

私が自信を持って世の中に提供してきたお菓子。

それなのに。

勉強すればするほど、じわじわと追い詰められていくのを感じました。

勉強そのものはとても楽しい。
当初の「焼き菓子屋としての知識不足」を解消するという目標にも着実に近づいていました。

だけど思わぬ副産物として、私は手放しにお菓子屋さんであることを楽しめなくなっていったのです。

食歴⑥自分を知る3月 -基礎代謝と体脂肪率を測る-

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3日間断食を経て、間違いだらけの16時間に大真面目に取り組んだ2月。

何かを変えたい、だけど変わらない。
私は再び迷いの森にいました。

 

自分の体を知る

なんでもそうですが、正しい現状を知らないで漠然とした問題を解決するというのは無理がありますよね。

私はこれまでの人生ずっと、「漠然と気持ち悪い」「漠然と痩せたい」みたいな感覚を持っていて、
同時に「運良く治らないかな」「ちょっと気をつけたら痩せてたみたいなことないかな」というとても都合の良い考え方をしてきました。

直ちに健康に問題があったりするわけじゃないので仕方ないことかもしれませんが、
それでは一生同じ気持ち悪さを抱えて生きていくことになります。

ということで、とりあえず今まで避けてきた「ちゃんと現状を把握する」ことをしてみようと思いました。

 

基礎代謝を測ってみる

体重計はあったので、気がついた時に測っていましたが、よく耳にする「基礎代謝」や「体脂肪率」を測ったことはありませんでした。

通っているヨガスタジオで、筋肉量なども測ってくれる高性能な測定器があることに気づき、測ってもらうことにしました。

※ここに通っている人は通い始めたときから測定しているパターンが多いようなのですが、
私はヨガを初めて一年以上経つのにその存在を意識したことがなかった

いかに自分の体に無頓着で、知識もなく無鉄砲に痩せたいなーと思っていたかということがわかります。

基礎代謝も体脂肪率も普通だった

測定結果は

・基礎代謝 1,100くらい
・体脂肪率 23%

あれ?思っていたほど悪くない。

私は砂糖と酒漬けのせいで人に比べてものすごく代謝が悪い体なんだと思っていたんです。

だけど、割と平均値。

体脂肪率も、会社員の時は26%以上あったと思うのですが、だらだらヨガをやっている間に減少していたのです。
体重は変わっていなかったけど、やった分の体の変化は起きていたということでしょうか。

これで少しだけ、気持ちが落ち着きました。

 

ではなぜ痩せないのか

だけど、基礎代謝も悪くない、運動もしているという状況でなぜ痩せないのか?は腑に落ちません。

お菓子を食べているとはいえ、さすがに基礎代謝を上回るほどのカロリーはとっていません。
それにお菓子を食べた分ほかのものを食べないようにしているのです。

体質なのか?もっと食べないようにしないとダメなのか?
食べる量を減らして、きりきりして、ストレスは良くないなと思って食べて。

また無限地獄に陥ります。

基礎代謝や体脂肪率が分かっても、腑に落ちないことが増えただけで何も解決しませんでした。

 

私の生活は、相変わらず

朝ごはん抜き

昼に製造してお菓子の切れ端や失敗を食べる

食べ過ぎたので夜は軽めに

深夜に酒飲みながらつまみを食べずにいられない

朝はお腹すいてないので食べない

を繰り返していました。

好きな仕事ができていて、前よりずっと運動したり自分の体に気を遣える環境にあるのに、
その好きな仕事のせいで自分の体を好きになれないのか。
これはお菓子屋さん、フードライター としての宿命なのか。

もう、何が正解か分かりませんでした。

食歴⑤2月の変革 -3日間断食と16時間断食-

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私のどうしようもない食生活に少しずつ変化が訪れたのは、今年に入ってからです。

まず、2月にいくつかの小さな変革を起こしました。

 

断食前のリアルな食生活

食歴③食べることが仕事になって

でも書いた通り、断食するまでの私のリアルな食生活は

朝ごはん抜き

昼からお菓子を作りながら休憩で試食

食べ過ぎたなと思ってお昼を抜く

その辺の適当なものを食べてしまう

夜にお酒を飲みながらだらだらとつまむ

でした。

食べていないようで、ずっとなにかを口に入れている。
甘いものとお酒が中心。

それなのに時々仕事でやってくるちゃんとしたお昼を食べる機会、晩御飯を食べることが怖いのです。

どこかでずっと「何かを変えなきゃ」と思っていました。
それが、まず現れたのが断食してみるという行動でした。

 

断食してみる

2月の半ば、バレンタインの注文もひと段落した頃、私は急に断食をしてみようと思い立ちました。
たまたま取材の予定もなく、試作の予定などもない期間が5日間くらいあったのです。

 

3日間の断食には9日間必要

断食のやり方についてはやり始めてからいろいろ見たので、最適な方法ではなかったかもしれません。

私は 3日間断食 → 2日間回復食 という流れでやりました。
前日までいっぱい食べ、飲んでいてお腹いっぱいだったので初日は全然食べる気がしなかった。

これはこれでいいんじゃないの?と思っていたのですが、本当は 準備期間→断食期間→回復食 という流れでやるのがいいそうです。
断食が3日間だったら、準備期間も回復食も3日間ずつ、計9日間。

準備期間は体を慣れさせるため少しずつ軽い食事にしていく期間、
回復食はその逆で軽い食事から少しずつ普通の食事へ戻していく期間です。

長期戦ですよね。
その3日間だけ我慢すれば良いのかと思っていたので結構驚きました。

会社員の方とか、なかなか実行できないのではないでしょうか。

 

断食期間は飲み物だけ

本当にふらっと始めてしまったので、よくあるファスティング用の飲料とかは全く用意していませんでした。

ミネラルウォーターと野菜ジュースだけ
(この当時、唯一体にいいことをしていると思っていたのが野菜ジュースだった)

2日目の夜にどちらにも飽きてミネラルウォーターにちょっと塩を入れてみたら信じられないくらい美味しくて、目がパキパキになった。

塩ってこんなに素晴らしいものだったのか!!

多分2リットルくらい塩で飲めました。

基本予定入っていなくて、ライターの仕事をちょっと家でやる感じだったのでたくさん寝て気を紛らわしていました。
確かパンケーキの記事書かないといけなくて、パンケーキの写真を見て味を思い出して記事を書くのが辛かった

 

断食による体の変化

特に深く考えずに始めた断食。
しかし、自分の体に起きた変化は想像以上でした。

この数年ほとんど変わることのなかった体重が一気に3キロ落ちました

今思えば水分が落ちただけなのですが、この経験は鮮烈でした。

そして、それまでの自分の生活がいかに無駄なものを摂取しているかということを思い知りました。

いらないものでも気付いたら口に入れてしまっていた。
3日間断食しても大丈夫なのに、なんであんなに食べてしまったんだろう。

そんなことを考えました。

断食は消化器官を休める方法ですが、だとしたら普段の自分の体が可哀想すぎるとも思いました。

 

16時間断食に挑戦

断食することで予想以上の変化を得た私。
3キロ痩せた自分の姿は魅力的で、それを保ちたいと思いました。

だけどお菓子屋・フードライターとして生活している限りそれは難しい。
こんな私にもできるダイエット方法をとにかくいろいろ調べました。

 

間違いだらけの16時間断食

そして私がたどり着いたのは8時間以内に食事を終わらせる「16時間断食」というものでした。

これは朝ご飯を9時に食べたら晩御飯は17時までに済ませて、1日のうち16時間は断食している状態にしましょうという方法でした。

しかし、ここでも私の甘さが出ました。

私は夜のお酒を飲みながら食べている食事が一日で一番ちゃんとしたものを食べている時間でした。

だから、そこに合わせて8時間を設定してしまったのです。

24時まで飲みたいから、最初の食事は16時以降。

そんな16時間断食。
朝から起きている日もあるのに、これはかなり無謀でした。
朝どころか昼も抜き、完全に一日一食。

体が飢餓状態を訴える上に、16時から間食しまくることになり、食事内容は悪化しました。
まだ悪くなるところがあったのかと感心しました。

そして、一時的に落ちていた体重はすっかり元に戻りました。

人生で初めてちゃんと運動してみる

2月は本当に「何かを変えなきゃ」という思いに突き動かされていました。
断食以外にも、人生で初めて「ちゃんと運動してみよう」と決めました。

 

運動経験は皆無

私は、人生でほとんど運動をしてきませんでした。

小学校の頃にテニスと水泳をやっていましたが、それ以降はブラスバンドからの軽音楽からのバンド生活。

運動を好きだと思ったこともありません。
バンドと酒、スイーツの人生に運動の入り込む余地はなかったのです。

 

まずはヨガをちゃんとやる

1年前からだらだらと通っていたヨガ。
行かない週もありましたし、行っても週に一回でした。

だけどこれを、週3くらいのペースに増やすことにしました。
だらだらした一年とはいえ私が続けられた数少ない運動だったので、もうちょっとちゃんとやりたいと思ったのです。

ちなみになぜヨガはできたのか?というと、おそらく「1時間で終わる」というのが決まっていたのがよかったのではないかと思っています。

さらにやっていくうちに、自分にはないと思っていた柔軟性やバランス感覚が思ったよりあることに気付いて、ちょっと面白くなってきていました。

 

コアトレーニングにも手を出す

さらに同じスタジオでやっているコアトレーニングも追加で始めました。

コアトレーニングは、明らかにヨガよりも激しい運動で、テンションも高く最初は無縁だと思っていました。
でもなんか血が騒ぐというか、断食やら何か変えたい衝動が私を動かしたのでした。

ヨガと同じく1時間程度で、もう少しきついポーズや激しい動きが追加されるコアトレーニング。

最初やったときは「うわーこれ本当に運動だ」「きついなー」と思いましたが、意外と二度とやらない!とはなりませんでした。

その頃の自分の強迫観念というか、今の体をどうにかしないといけないという気持ちが強かったせいもあります。

続けてみることにしました。

 

2月の変革まとめ

断食による意識改革、運動の習慣化。
あと、よく言われる「水を2リットル飲む」というのも追加で始めました。

「仕事」や「外でやること」「表現」に関しては省みたり挑戦したりを繰り返してきた自信がありますが、
「生活」や「自分の内側のこと」への興味を持ち、本格的に変えてみたいと思ったのは人生で初めてだったのではないかと思います。

なんだか少し、変われる予感がしたのです。

食歴④根強いコンプレックスと「食のなでしこ」

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ここまで読まれた方が、もしかしたら思っているかもしれないので書いておきます。

 

「太ってる」とは言われないけど

たくさんの方に言っていただく言葉。

「でも、別に太ってないからいいじゃない」

ありがとうございます。

確かに、私は別に見た目から「太っている」と言われるほどではありません。
身長も体重も日本人女性の平均ど真ん中です。

でもずっと、なんだか気持ち悪いのです。

なんか体が滞ってる。
なんかむくんでる。

おそらく大半の人は私にそんなイメージないと思いますが、
私は自分の容姿について、ずっとコンプレックスの塊でした。

今でこそ顔も体型もそこまで気にしていませんが、いやで仕方なかった時代があって
それを引きずっているようです。

「別に太ってない」と言われるたびに、私は胃がキュッとなります。

私は人が思うより痩せてないこと。
脚を見せたくなくてできるだけいつも長いスカートを履いていること。
顔が丸いから笑顔で写真を撮られるのが苦手なこと。

他人にどんなに褒められても、自分しか気にしていないとしても。
本当の自分は全部知っているからです。

私は私に自信がありません。

 

「食のなでしこ」に選ばれて

「食のなでしこ」に応募した理由

フードアナリスト協会主催「食のなでしこ」コンテストに応募したのは、ちょうどそんな気持ち悪さの海で溺れ掛けていたときでした。

「食のなでしこ」は食の情報専門家を輩出するミスコンのようなものですが、
私が応募した理由は完全に「資格を取りたかったから」です。
ミスコンなんて無縁でしたし、受かるはずはないと思っていました。

だけど、「食のなでしこ」に選ばれるとフードアナリスト資格2級までの受験が無料になるのです。
フリーランスで活動を始めたばかりで、焼き菓子屋としてもフードライターとしても専門知識が足りないと思っていたので、私はどうしても食の資格を取りたかった。

その食の資格の中で「これを取ろう!」と思ったのが、
国家資格である製菓衛生師と、フードアナリストだったのです。
駆け出しの私にとって、このコンテストはとても魅力的でした。

 

「選ばれる」自信と「選ばれてしまった」不安

「食のなでしこ」に選ばれたことで、私はとても前向きになったと思います。
私は自分の容姿や表現活動において「選ばれた」経験がなかった
勉強や仕事はできない方ではなかったけれど、それはただただ器用貧乏なだけで、褒められてもなんだか自分じゃないみたいでした。

私の焼き菓子屋としてのコンセプトやパーソナリティを見て、面白がってくれて、受け入れてくれたフードアナリストという世界に出会えたことはとても幸運でした。

だけど正直、選ばれた当初は「食べること」への不安がマックスまで膨らんでいたときでもありました。

お菓子を作るのは楽しい、表現方法としても気に入ってる。
だけど、普段の食事は?というと、お菓子を最優先してしまうあまりに「他のものは食べたら太る、出来るだけ食べない」という思想になっていました。

なでしこのみんなが「食べるの大好き」という話をするたびに、「食べるのって正直ストレスだな」と思っている自分がいて、「私はここにいていいのか?」と思うことも多かった。
食に携わるものとして本当は抱きたくないどす黒い思いが、常に腹の奥に渦巻いていました。

なでしこのみんなのスタイルの良さにも、いちいち自分と比較して焦ったり。

本当に食べてるのかなみんな?と、羨む思いは増すばかりでした。

食歴③食べることが仕事になって

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会社を退職後、日常生活がとても大切に思えるようになりました。

自炊したり、ストレスがなくなったり。

ストレスで不健康に痩せていた私は、また太り始めます。
大学生の時みたいに「お腹が空くまで食べない」生活には戻れなかった。

そして、フリーランスになり…。

 

焼き菓子屋とフードライター

2017年3月、私は焼き菓子屋「夢見菓子」を開業しました。そしてフードライターとしても活動を始めました。

 

焼き菓子屋×食べること

焼き菓子屋にとって、食べることは日常です。

特に顕著になるのは、試作の時期

理想のお菓子を作って、食べて、あれ?違うな、となって、次はこうしてみようと思って、また作って食べて…
以下無限ループです。

私は一人焼き菓子屋で、さらに一人暮らしなので処理は全て一人!!

試作が終わっても、完成品の残りがあったり切れ端があったり。

美味しいものに囲まれているというのは本当に幸せなことですが、普通の家庭ではまずありえない量のお菓子が常に目の前にあるのは考えものです。

大量の砂糖、小麦粉、バター…材料を見ているので、これがどれだけすごいカロリーで、栄養のないものかは分かっている。

でも美味しいから!!目の前にあるから!!もったいないから!!

無意識のうちに食べている。。

お菓子屋さんになってからずっと「お菓子屋さんで痩せてる人ってなんなの?」と思っていました。

 

フードライター×食べること

そしてお菓子屋さんになった私は、ライターとしても活動を始めます。

媒体の方が、「お菓子屋さんである経験を生かしてスイーツの記事を書いてはどうですか?」と勧めてくださり、いろんなお店を見ることはお菓子屋さんとしても勉強になるだろうなと思いフードライターになりました。

つまり、取材=スイーツを食べる!!

スイーツ以外に、パンの取材も。本当に美味しいものばかり!!

取材だと、スイーツは一回で5〜6個、パンは10個食べるなんてこともあります。

もちろん一気に食べることはないです。
でも、味を説明できるようになるまで何口かは食べますよね。

最低限食べて冷凍したりすればいいけど、日持ちしそうにないなーというものだと、今日中に食べなきゃ!ってなる。

そして気付くと「あれ?今日のカロリーすごくない?」ってなってます。

パンケーキとかタピオカとか、原宿の女子の体は太らないようにできているのか??
みんな特異体質なの?

 

食べることが仕事になって

「仕事で食べる」→「仕事を言い訳にして食べる」

こうして私の生活は、「お菓子屋さんとしてお菓子を食べる日」と「ライターとしてスイーツとパンを食べる日」が週の大半を占めるようになっていました。

スイーツとパンばかりですが、食べる予定が目白押しの日常です。
自炊もほとんどしないで、夜は飲む。

そしてやがて

「仕事で食べる」が、「仕事を言い訳にして食べる」へ

変わっていきました

試作を食べて「もう分かったな」と思っても、その商品についての記事が書き終わっても、
「でも食べきらないと。仕事だし」とか言っちゃうのです。
せめて次の日にするとか時間をおくとかすればいいのに、それもできない。

気付くと過去最高体重を記録するようになっていました。

 

ちなみにその頃のリアルな食生活

その頃のリアルな食生活を書き出すとこんな感じでした。

朝ごはん抜き

昼からお菓子を作りながら休憩で試食

食べ過ぎたなと思ってお昼を抜く

その辺の適当なものを食べてしまう

夜にお酒を飲みながらだらだらとつまむ

体によくない、というよりも、「お菓子でとりすぎたカロリーをどうやったらマイナスにできるのか」みたいなことばかり考えていました。